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雪と野良猫と剪定式 [ガーデニング]

朝、窓からデッキを見ると白い。当地が白銀に覆われるのは十数年ぶりだそうだ。

前回の記事を読み返し、余りにもひどいものぐさぶりをさすがに反省したガーデナーだったが、いざ剪定をと士気が高まると雨や雪に阻まれ、久々に好天に恵まれた日には決まって仕事や用事が入り、一向に作業が進まなかった。その間、ガーデナーがやっていたのは、執拗な野良猫の攻撃に対する鉄壁ディフェンスである。

(←デッキの中のニゲル、→雪の翌朝の西側花壇、あああ)

野良猫との戦いは実は春から続いていた。ただ植物達が繁茂していた間は事実上休戦状態だった。一年草が消え、冬枯れになった途端、フカフカの腐葉土が足跡で踏み固められ、まだ芽の出ていない球根が堀りくり返され、シャポー・ドゥ・ナポレオンの株元には発酵していない「有機肥料」が埋め込まれるようになった。

被害を少しでも食い止めようと、色々試してみたが、ホームセンターで売られている各種「嫌がらせ商品」はほとんど効果がなかった。唯一、木酢液の原液を布に染み込ませて置いておくと、暫く忌避効果が続いた。しかし野良猫も複数だ。別の猫が来るとまた戦術を変え、守らなくてはならない。最近は木酢液入りの布に気付き、それを土に埋め込んでから、すぐ横に新鮮でカグワしい「お印」を残すなど攻撃が実に挑発的である。ガーデナーは雨の日も雪の日も毎朝、この野良猫の「お宝探し」に付き合わされているのである。

それでも、ある晴れた午前に時間が出来たので、漸くオールドローズの剪定式を執り行う事にした。

地植えにするノエル君は、誘引しやすい様に軽く枝を整えるだけにした。サーヤは悩みながら、芽の位置を穴があくほど見て剪定していく。剪定三か条(*)に加え、今年は芽を読む事を心がけた。一般的には、外に芽が向いている所の少し上を切るとよいとされている。しかしそうすると、サーヤの様な横張り性のバラは、どんどん横に広がっていく。今までなんでこの子は枝ぶりがやんちゃなのかと思っていたが、他でもない、ガーデナー本人がそうなる様に剪定してしまっていたのだ。今回は縦のほっそりしたラインを夢見て、内側の芽の所でも切ってみた。今年はどんな枝ぶりになるだろうか。

(←これでも剪定したノエル君、→今度は優しく咲いてくれるかな、サーヤ)

最後のシャウシャウは、唸りながら切る。古枝がチュウレンジバチのせいか、裂けて枯れたように見える。優しい枝ぶりにするため深く切った事はないのだが、枝を更新するため、裂けた所は思いきって全部切った。幸い赤い芽は根元から見えている。こんなに背の低いシャウシャウは初めてだ。とても不安になるが、切った後ではどうにもならないので大丈夫だと言い聞かせる。

(シャウシャウの剪定ビフォーアフター。ほんとに大丈夫か??)

土替えは翌日の雨が降りやんだ午後になんとか終える事ができた。根を水洗いし、元の鉢に入る様に切り揃える。ノエル君には南の三角地帯を用意し、球根を避けながら穴を掘った。寒さに手がかじかみ、何度も薪ストーブで体を暖め直しての作業だった。培養土を変えてみたが、さてこれもどうなるやら。

次の朝は再び白銀の世界だった。本当に今年は剪定式のタイミングが難しかった。でもとりあえずは無事に一大イベントを終える事ができて、一安心だ。背の低くなったバラを眺め春を待ちわびるガーデナーに、咲き始めた白い天使が、雪の中から微笑んでいた。


(←白い天使こと、スノードロップ、→maruのお気に入りの椿にも雪)

******
*剪定三か条については去年の記事をどうぞ→http://blog.so-net.ne.jp/hanahana-slow-life/2007-02-14

*今週末より梅を愛でる旅に出ます。それから来週一杯は仕事に追われるので、更新はしばらくお休みします。でも皆様の所にはぼちぼち遊びに行きますね^ ^


春のきざし [ガーデニング]

「暦の上では立春ですが、まだまだ…」と、各メディアが枕詞を唱え始めると、にわかにガーデナーは落ち着かなくなる。人は気温や天気や暦で季節を感じているかもしれないが、植物達は違う。彼等は、100年間かそこらの観測データではじき出した平均気温とか平均降雨量とかには左右されず、太古の昔から日照時間の変化を感じ取り、季節に合った準備をちゃんと始めているのだ。

冬至を境に日は確実に長くなり、光の波長は春めいてくる。お向かいの三階建てや少し離れたマンションに隠れて朝はなかなか顔を出さなかったお日様が、今はもうあんなに高い。あれほど、あと1m、あの屋根が低くならないかと、南側の住宅地一帯を恨みがましく眺めていたくせに、いざお日様がその屋根を軽々と越えて照らし出した途端、なんでそんなに早いんだとガーデナーは焦り始める。

何故焦るのかと言うと、2月になると急に「期限」が目の前にちらつき始めるからだ。落葉樹の植え替え、植え込み、剪定、ついでに確定申告。中でも最大のイベントがバラの剪定式と植え替えである。これらの作業を全部2月中に終えなければならない(できれば確定申告も)。今年は閏年で一日多いのが少しありがたいぐらいだ。

なのに、気温は真冬だし、天気は悪いし、作業は面倒くさいものばかりだ。植栽の穴を埋めるべく招集された苗達も、デッキで待たされたままである。

(←わーい、こんなに買っちゃった^ ^;、↑白の侘助がありました♪、→ニゲルも元気です)

ぐずぐずしてるうちに、クリスマスローズのオリエンタリス達がそのドレスを披露し始めた。見れば、ずっーと咲きっぱなしだった秋咲きの原種スイセンが萎み始めている。そしてカレル・チャペックが「春のきざし」と呼んだスノードロップの小さな白いうてなが、日の光にくっきりと照らし出されるようになった。

(紅白のクリスマスローズ達はこれからが楽しみ)

ああ、もう咲いてしまうのかい。もう少し待っておくれ、スノードロップ。いつもは開花する度に有頂天になっているガーデナーだが、白い天使の「春のきざし」に完全に置いてけぼりをくっている。


(君達が咲いたら、バラの剪定式をしないとね、ああ、寒いな^ ^;)

(撮影:2/1&2/5)

*****参考図書*****
以前にも引用しましたが、今回もしつこく引用。

園芸家12カ月 (中公文庫)

園芸家12カ月 (中公文庫)

  • 作者: カレル チャペック, Karel Capek, 小松 太郎
  • 出版社/メーカー: 中央公論社
  • 発売日: 1996/03
  • メディア: 文庫


「二月の園芸家」を読むと、「2月のシーズンのもう一つの仕事は、春のいちばん初めのきざしを嗅ぎ出すことだ。」とあります。カレルによれば「春のきざし」は(1)「クロッカスの芽」(2)届けられる「園芸カタログ」(3)「スノードロップ(ス)」(4)園芸道具や資材を手に庭に飛び出してくる「隣家のあるじたち」だそうです^ ^v


冬の貴婦人 [ガーデニング]

うちにもついに「冬の貴婦人」がお目見えした。思い起こせば、クリスマスローズと言う華やかな名前に対し、「なんか地味だな」と言うのがガーデナーの花を見た時の第一印象だった。

最初にガーデニングを始めた頃は、こんなバラとも似つかない花が、バラの大苗を上回る値札で売られているのが全く理解できなかった。季節が巡り冬枯れの庭の寂しさを味わうにつれ、その希少価値がようやく実感できるようになった。

ビオラ、パンジー、シクラメンで冬の花壇を鮮やかに彩るのもいいが、今年は敢えて土肌が見える「冬枯れ」の景色を選んだ。冬の景色が寂しければ寂しいほど、春の芽吹きが眩しく美しいからだ。うら寂しさの演出には、枯れたタカノハススキやパニカムを3月ぐらいまでそのまま残す。モミジの枯れ葉はマルチングとして取らない。敷き詰められた落ち葉から、小さな球根が目覚め始め、春の到来を告げる。

と、ガーデナーの思い描いた通りになったのに、いざ1月になるとあまりにも寂しい。デッキ内はカリシナ姫もいて、華もあるが、外の花壇は寂しさを通り越し、みすぼらしくさえある。ここに冬の貴婦人が凛として立っていてくれたら、冬枯れの景色が完成しないだろうか。それどころか、早春の調べまでも奏でてくれるに違いない。

園芸店からのセールのお知らせに心踊らせ出かける。この時期からクリスマスローズの開花鉢がどんどん出回り始めるのだ。ここ何年かのうちに色も形も華やかに改良され、貴婦人よりむしろ女王の風格さえ漂うものもある。

種類が多ければ多いほど迷う。値札を見るとさらに混乱する。その数字が何に比例しているのかよくわからない。色と形もあるが、増やし方にも関係があるのは聞いた事がある。昔は実生でちまちまとしか増やせなかったので、数も少なく高かったのだが、バイオテクノロジーの発達で大量に増殖が可能になり一部安い苗も出回るようになったと、恩師ポールさんが言ってたっけ。が、大量の苗の前にしてはそんな知識は無用だ。一旦お茶をして心を落ち着けてから再度吟味する。

相棒maruと一鉢ずつ気に入った苗を発表する事にした。「これ、好きやねんけど」とmaruが選んだのが、原種のリビダス。確かこれは栽培が難しくなかったっけと躊躇するが、清楚な立ち姿に心魅かれる。

「私はこの子」とガーデナーが指差したのは正真正銘、元祖クリスマスローズのニゲルである。値札が少し気になったが、こう言う出会いは大切にする事にしている。

(←リビダス、あとで調べたら原種の中では比較的育てやすいらしい。→ニゲル、白花だが、花後はピンクを帯びてくる。)

二鉢をデッキの植えますに仮置きすると、にわかに春めいて来た気がする。外に植えるつもりが、こうして見るとやっぱり手元に置きたくなってきた。外は丈夫な園芸種オリエンタリス(ヒブリドゥス)に任せる事にして、この子達にはここにいてもらおうかな。ガーデナーは更に貴婦人獲得をもくろむ事にして、リビングからにやけた顔をクリスマスローズに向けるのだった。


(蕾マニアのあなたに^ ^)


クレマチス大学の卒業式 [ガーデニング]

昨年秋にやって来た当時クレマチス大学2年生のカリシナ姫は、無事今年鉢を卒業する事になった。冬咲きの落葉性と言う性質を持つので、引っ越してから後は夏休みを十分に取っていた。この間事情を知らない人が見れば、カリシナ姫はただの枯れ枝だった。
(*クレマチス大学についてはこちらをご覧下さい→http://blog.so-net.ne.jp/hanahana-slow-life/2006-10-16

9月の新学期を迎えると、ちゃんと復帰し、見る見る成長し、新芽もぐいぐい伸びてきた。所々に白い蕾までつけている。一年前の弱々しい姿に、いきなり10号鉢と言う課題は重かったかと気をもんだが、見事に期待に応えてくれた。そして、少し早目の卒業式を迎える運びになった。

就職先は、ソヨゴの下でデッキ回りのフェンス担当か、デッキ内の植えますで内側フェンス担当か迷った。二人のガーデナーの意見は分かれたが、植えますの「ウィンターガーデン構想」を主張する元祖ガーデナーの独断のもと、植えますに就職が内定した。

卒業式はある晴れた、ガーデナーの機嫌がいい午前中に突如執り行われた。まず、成績優秀な旧枝と新枝をねぎらい、整然粛々と麻ひもがトレリスより取り払われる。そして、そうっと息をひそめ、全神経を集中して、丁寧に、トレリスの上部から「学業成績」を紐解いていく。神聖なる儀式の間、焦りは禁物。集中力もとぎれさせてはならない。ふと気を抜くと、この一年間の「成績」が水の泡になってしまうのだ。枝が柔らかくなると言うので、2、3日前から水を断って式に臨んだが、所々不自然に枝が曲がってしまい、焦る。こういう時は接ぎ木テープとか文房具の接着テープが役立つ。


(←ドキドキの卒業式:→内定した就職先の植えます)

だんだん式が進むにつれ、卒業式と言うよりは、難解なパズルを解くかのような卒業試験の様相を呈してくる。どこの枝がどこにつながっているのか、これを解き明かし、しかも無傷に、物理的にほどいていかなければならない。正直、こんなに頭を使うものとは夢にも思わなかった。

「誘引」の事を英語ではtrainingと言う。trainと言う動詞はこの場合「植物をある形に仕立てる」の意なのだが、「訓練する」「研修する」「修行する」意味もある。日本語でも使う「トレーニング」はこの英語から来ている。

そんな事をふと思い出すと、途中から「トレーニング」されているのは、実はカリシナ姫ではなく、ガーデナーの方なのではないかと言う気になってきた。卒業試験と言う試練を受けているのはカリシナ姫ではなく、ガーデナーの方に違いない。つまりこれは明らかに「誘引」ではなくガーデナーの「修行」である。昼前になってようやくトレリスを取り外せた。めでたく卒業式は終了できたのである。「修行中」のガーデナーは力尽き、長い休憩をとる。

(←パズル状態に;:→卒業式を終えた所。おめでとうございます;)

日も傾きかけた頃、気を取り直して、就職先を耕し始める。その後の手続きは、園芸書を三冊参考にしたが、それぞれ「宗教」が違うので、やり方が異なる。これは正しい正しくないの問題ではなく、何を信じ信じないかの問題である。「宗教論争」に巻き込まれないよう、ガーデナーは、どの本にも共通していた「2節目までの深植え」をすることにした。ただどこが2節目かよくわからなかったので、気持ち深めに掘った。次に、根鉢をくずす、くずさない論争には決着をみないので、下の方だけを少しくずして根を広げてから植え付けた。移植を嫌うと言うのは共通理解なので、あんまりいじらなくて正解かなとは思う。

その後の工程は文字通り「修行」の2文字に尽きる。植えますにすでに植栽されてある植物を器用に除けつつ、時にはヨガのポーズやアクロバティックな曲芸をデッキの子達に披露しながら、一時間半に及ぶフェンスへの「トレーニング」は終了した。

夜帰ってきた相棒maruから「よくできた誘引ですね」と思わぬ褒め言葉をもらい、太ももの筋の痛みもしばし忘れる。冬にはリビングでお茶をすすりながら、社会人になったカリシナ姫を鑑賞できるだろうか。秋に頑張ったガーデナーへのご褒美は、カリシナ姫の白くて可愛いウインターベルである。

(←待ち遠しいウインターベル:→ウインターガーデンになるはずの植えます。カリシナ姫は右奥の隅に)

***おまけ***
クレマチス大学より新たに迎えた学生苗をご紹介。新旧両枝咲き系列、中輪学科の白万重(しろまんえ)です。学年が1年生か2年生なのか不明。もしかしてまだ1年生なのかも。大きく育ってね^ ^;

(←トレリスも鉢もぶかぶか:→宝塚のシーズンズで今夏見初めた時の白万重)





孝行娘 [ガーデニング]

朝のひんやりとした爽やかな風が、ピンクの巻き毛を揺らし、モミジからの木漏れ日が鹿子(かのこ)模様をくっきりと浮き上がらせている。

珍しく早起きしたガーデナーに、孝行娘カノコユリからの素晴らしいプレゼント。ガーデナーは朝御飯を待つ相棒maruの事なぞお構い無しに、撮影に夢中になる。せっかくの晴れ姿なのに、諸般の理由でマクロレンズまでない。今ある標準レンズと広角レンズで、とりあえず撮ってみた。

暑くなってくると、バラは申し訳程度の花しか咲かないので、少し寂しい。おまけに南側のデッキは暑いし、蚊もいるので出るのがますます億劫になって来た。最近は花を見るためと言うよりも、虫を育てるためにガーデニングをしているような錯覚さえある。そんな時にこのカノコユリが咲くと、パッと辺りが華やかになる。お陰で ーそうだ、そうだ、確か花を育てていたんだよなー と、初心に帰れる。

(左:期待も膨らむ開花二日前の蕾、右:開花したカノコユリ)

カノコユリやギボウシなどユリ科の植物は、暑い夏にも負けずに咲いてくれるし、丈夫で手間もかからない品種が多い。ものぐさガーデナーには有り難い存在だ。しかも華もある。水やりぐらいでほったらかしなのに、ご近所には「いつも綺麗に手入れされて」と勘違いされる所が本当に孝行者である。

 ー今日もまた仕事で手入れができないなーと言う時が多々ある。玄関先で美しく咲いてくれてるコバノギボウシには、「夕方あげるからね」といい放ち、水やりさえも放棄していたりする。そんな目に合わせているのに、一番初めにガーデナーを「おかえり」と迎えてくれるのは彼女である。ガーデナーは日頃の怠慢を反省しながら、孝行娘達に改めて感謝した。

(左:雨に濡れていたコバノギボウシの花、右:玄関前の寄せ植えはコバノギボウシとイカリソウ)

(撮影:7/25~7/31)


緑の妖精 [ガーデニング]

梅雨空が続く中、ウッドデッキに置いたままの鉢植え達はすっかり放ったらかしになっていた。「鉢植えは雨に当ててはいけない」とか、「この時期は病虫害に注意!」なんて園芸書の注意書きが増えれば増えるほど、ガーデナーのやる気が失せてくる時期でもある。

なんとか晴れ間に世話をしようと思ったら、まず日焼け止めを塗って、虫除けスプレーをしこたま振りかけなければならない(この順序を間違うとまた面倒くさい)。やっと意を決してデッキに出ると、いるわいるわ、あちこちで「虫劇場」が展開されている。少し枯葉を整理するだけで、汗がしたたり落ちてきて、不快指数100%である。

かくして、雨が続くのをいい事に、リビングの窓ごしに「観察」する事が多くなった。するとガーデナー不在のデッキは、ありとあらゆる「客人」で賑わうようになってきた。最近はその客人達が織りなす「劇場」を鑑賞するのがだんだん楽しくなってしまい、ますます世話を怠るようになり、本当に始末が悪い。

引っ越したばかりの時は、シモツケが「アブラムシ放牧場」になっていた。この頃は、まだ真面目にバラについていたチュウレンジバチのお子様に「ご退場」願っていたのだが、シモツケまで手が回らなかった。ある日シモツケを見ると、びっしり茎と一体化していたアブラムシが忽然と姿を消していた。どこをどう見回しても一匹も見つからない。初めてガーデナーはアブラムシがいない事を心配した。

代わりにいたのはテントウムシだった。やっと招待状が届いたのかとガーデナーは小躍りする。その時以来ガーデナーは「放っておけば、誰かが来て退治してくれる」と言う事に味をしめてしまった。

(仲睦まじいテントウムシの夫婦)

6月に入り、チュウレンジバチのお子様達が大量に、愛しいオールドローズの茎を食い破り、葉を剪定し、日に日に大きくなっていく。このお子様は一匹だと小さくてどうってことないのだが、大発生すると、見るだけで気持ちが悪くガーデナーは手が出せないでいた。7月の初めには、目も手も届かなかった枝先に、はっきりとわかる「いも虫」に成長してしまっていた。

(想像して気持ち悪くなってしまった方は、綺麗に咲いていた頃のオールドローズをお楽しみ下さい。)

しかし、この特大いも虫も気がつくといつの間にかいなくなっている。中にはサナギになって無事羽化したのもいたかもしれないが、いも虫にとってそれほど未来はバラ色ではなかったようだ。

朝夕にアシナガバチがくまなくデッキをパトロールしに来る様になった。最初は作業中にこのハチがやって来るので嫌だったのだが、ふと観察してみると、とてもいい具合に葉の裏側を飛んでいる事に気づいた。特にバラ達の葉の裏をそれはそれはしつこく丹念にチェックしている。ガーデナーがチェックするより、遥かに丁寧な仕事ぶりだ。生態を調べてみたら、母バチがお子様用に「手作り肉だんご」をお持ち帰りするため、毎日デッキでその原料を物色していたらしい。人は(虫は)見かけで判断してはいけない。

アシナガバチのパトロールが一段落したある日、リビングにいるガーデナーの横目に「緑の風」が吹いた。何事かと窓を見ると、その風はモミジの木陰の木のフェンスで止まり、何かと格闘し、クチバシをぬぐい、一息ついていた。それは抹茶色の羽と白いアイシャドウで縁取られたつぶらな瞳を持つ、何とも愛らしい「緑の妖精」だった。

思わず身を乗り出し見ていると、雀よりも小さく、アゲハチョウぐらいかと思われる体格のその妖精は、鉢のふちを慣れた様子でちょんちょんと飛び回っている。ガーデナーがもっとよく見ようと思わずブラインドに触れてしまった瞬間、妖精は一目散に飛び去ってしまった。

翌朝、ブラインドを開いたら、またモミジの木陰に「緑の妖精」がいたのだが、一瞬にしてどこかへ飛んで行ってしまった。その愛らしさにすっかり心を奪われたガーデナーは、又来るんじゃないかと、あれ以来オールドローズの葉の裏をできるだけ見ないようにしながら、ひたすら我慢しているのだった。


(こちらも「虫劇場」に出演中。左:メドーセージに止まるトンボ、右:カノコユリの所で雨宿りしていたアゲハチョウ)

*もちろん「緑の妖精」は撮れなかったので、画像はこちらでどうぞ→
http://www.photolibrary.jp/img43/9732_129040.html
http://ja.wikipedia.org/wiki/メジロ

*アシナガバチの生態については、愛情たっぷりに描かれているこのページをどうぞ→http://www.ne.jp/asahi/kikko/living/diary-musi16.htm


挨拶回り [ガーデニング]

引っ越してから早や2ヶ月が経った。祇園囃子が聞こえてくると、いよいよ夏も到来である。張り切って「ブログ再開宣言」をすると必ず邪魔が入るので、これからは隙を伺い、こそこそと書いていく事にした。「書ける時に適当に書く」と言う脱力系スタンスでしばらく様子を見よう。

当地に来てから、お散歩コースを開拓し始めた。ガーデナーとして、周辺の植生を観察するのは大切な事である。

と言うと聞こえはいいが、その実、物件と陽当たりを確認しただけで引っ越しを決めてしまったので、周囲の環境がよくわかっていないのだ。適当に勘を頼りに歩き、色々な植物達に出会うのは楽しい。方向感覚には自信はないが、挨拶した植物達が道を教えてくれるので、意外と迷わないで済んでいる。

一番近い最寄り駅への道で気に入っているのが「雑草ボーダー」。ここの付近にはオダマキやカクテルや柏葉紫陽花が顔を出す素敵なお宅がある。今はユリが蕾を膨らませている。

下がアスファルトの代わりに芝生で、少し園芸種が混じっていたらイングリッシュ・ガーデン顔負けの素晴らしいボーダーになると思う。ここはガーデナーに「ワイルド」と「ナチュラル」の境目を教えてくれた。

「エッジ(端)をきれいに切る」と言うのがナチュラルガーデンでは大切である。(参考図書は*↓)普通は芝を切って、植栽部分との境界線をはっきりさせる。そうすると、中の植栽がどれだけワイルドに暴れても、綺麗な「ナチュラルガーデン」に見えるんだそうだ。ここはアスファルトが、はからずも芝の代わりに境界をはっきりさせて「雑草ボーダー」になっている。イネ科植物の間から顔を出すカタバミや、マイマイこと、カタツムリがブロック塀をはっていく姿も微笑ましい。

そこを抜けるとヒペリカムやメドーセージの生け垣が続き、紫陽花ロードに出る。画像にはないけれど、駐車場が鉢に占拠され植物園化している家や、カラー、ロベリアを丁寧に手入れしているお宅もある。こんな風にあちこち挨拶をしていると、もう駅に着いてしまう。

(左からヒペリカム、メドーセージ、道ばたにあった花壇)

そのまま宇治川辺りにまで足を伸ばすと、もうすっかり観光客気分。その昔、都の喧騒に疲れた平安貴族達を癒した雄大な景色に、鳥達ものんびりと戯れている。先月下旬の増水のために中止されていた鵜飼はもう再開されているだろうか。(→http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007062500166&genre=I1&area=K20

歩き疲れた時は、お茶屋さんで一息入れる事もできる。有名な中村藤吉本店は、外からは全く伺えないが、のれんをくぐると素敵な庭園が広がっている。樹齢100年は有に越える松の木に挨拶しながら、新茶と生茶ゼリーを頂く癒しのひとときは格別である。(→http://www.tokichi.jp/index.php

実はブログを始めた時、こんな風に日常の何気無い植物達との出会いをつづるつもりにしていた。理想と現実の距離感は開く一方だったが、少しは原点に近づけただろうか?お散歩道もこれから開拓したいなと夢想しつつ、ガーデナーは歩いた分のカロリーを帳消しにして余りある食欲をちょっぴり反省していた。


(左:期間限定だった新茶ゼリー、右:お寺に咲いていたガクアジサイ)

(画像は6月上旬に撮りためていたものを適当に当てはめました。)

*****参考図書*****
こちらはポールさんの非公開の私庭についての写真とエッセイが中心。ポールさんの考え方が随所に散りばめられている↓

ポール・スミザーのナチュラル・ガーデン

ポール・スミザーのナチュラル・ガーデン

  • 作者: ポール・スミザー, 日乃 詩歩子
  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 2007/04
  • メディア: 単行本


観葉植物 [ガーデニング]

1月はやはりとても寂しい月である。ベランダのバラ達は休眠をし、宿根草や落葉樹は葉を落とし、土肌だけを見せている。あとはバコパやアリッサムの小花と原種スイセンのラッパがわずかに顔を覗かせているに過ぎない。今年は暖冬の御陰で、年を越してもシャウシャウ達は蕾をつけていた。咲いてくれるのは嬉しいが、これからは根を充実させていく大切な時期だ。今までの労をねぎらい、蕾達をすべて切り落とし、お礼肥をやって、休んでもらう事にした。バラの花が消えたベランダは急にがらんとして、灯が消えたようだ。ガーデナーも何か張りつめていた気が抜けてしまい、心にぽっかり穴が空いたようである。

この空虚感を味わうのは二度目である。春の花達が眩しければ眩しい程、この時期が以前にも増してうら寂しい。冬がこんなに寂しいなんて、ガーデニングを始めるまで思った事はなかった。初めて感じる寂しさに、去年ガーデナーはふらふらと街に出る度に観葉植物を物色した。椿の苔玉を本気で持ち帰りそうになったりもした。バーゲンセールの文字が踊る品々をよそに、うつろな目で緑はないか、花はないかとあてどもなく探し歩いた。やがて、ヘデラ、ミニパキラ、ミニテーブルヤシなどが続々と、小洒落た器と共に、陽当たりの悪いリビングへと招かれていった。

熱帯植物が苦手とか、観葉植物はすぐ枯れてしまうなんて言ってたのは、一体どこの誰でしたっけ??

しかし、冬にあれだけ重宝されていた観葉植物達は、春になり、夏になる頃には、ベランダの子達の世話に追われたガーデナーによって、すっかり忘れ去られる事となった。かろうじて生き抜いたミニパキラだけは寝室の窓際にひっそりとたたずんでいる。

そしてまた季節が巡って来た。輝きの季節には見向きもされなかった蘭達は、丁重に室内に招かれ、支柱をつけられ、手のひらを返したように手厚く可愛がられている。すくすく伸びる花芽達は、毎朝ガーデナーの猫なで声に迎えられているのだ。

(携帯画像左:シンビジウムの花芽、右:やっと支柱をつけてもらったデンドロビウム)

室内で過ごす事が多くなったガーデナーは、再び部屋に緑が少ない事に突然気づく。何かが足りない。そうだ、観葉植物だ!

そんな折り、素敵な客人が寂しいガーデナーのリビングを訪ねて来た。その名はストレリチア・レギネStrelitzia reginae。通称ゴクラクチョウカ。そう、あの鳥の様に美しい極楽鳥花が今朝やって来たのだ。(なおちゃん、プレゼント有り難う!^ ^)

重厚感のあるお洒落な鉢にリボンまでまとったストレリチアは、リビング中央の窓際にいてもらう事にした。西日が差し、元々陽当たりもあまりよくないリビングなのだが、何とか気に入ってもらえるだろうか。これでもこの部屋では一番陽があたる所なのだ。

(写真左:携帯で撮る、右:謎のチャッピー画像??)

豪華で装飾的な草姿は、今までの犠牲者、いや観葉植物達とは比べ物にならない威厳がある。これなら、さすがのガーデナーもうっかり存在を忘れたりしないのではないだろうか。そんな事を言いつつも、春と夏には全く別人になっているガーデナーの事だから、やっぱりあまり当てにはならないのである。

******
*おまけ:お年玉
新しいカメラが仲間入り!命名:チャッピー。手乗りカメラです^ ^vアウトレットで運命の出会いをし、¥15,000の値札と愛らしいキャラに一目惚れしました。どこかで見た記憶も、、、。そう、いつも美しい鳥と花の画像で心を癒してくれるアッキーさんのブログで、赤限定バージョンが紹介されています。今年初めての衝動買いでした。まだ何をどのように撮ったらいいのかわかりません^ ^;チャッピー、よろしくね。

(正式名称:ローライ フレックス ミニデジ、今回チャッピーで撮ったのは、正方形の画像です)

*アッキーさんのブログはこちら→http://blog.so-net.ne.jp/aki-aki/2006-11-22


<速報>西洋朝顔、開花! [ガーデニング]

親愛なる皆様へ

今更ですが、うちの問題児、西洋朝顔にもやっと一番花が咲きました!朝起きて、思いがけず見つけると眠気も吹っ飛びます。青色が朝日を浴び、呆然とする様な美しさでした。「天上の青」との感動の対面!

思い返せば、あれはもう5月に遡ります。種を植えてから、双葉が出て、移植して、窓枠に巻き付けて、小言を言い続け、苦節5ヶ月でようやく花を拝めました。感慨深いです。
(ガーデナーの頭をよぎった回想シーン)
種を植えたあの頃→http://blog.so-net.ne.jp/hanahana-slow-life/2006-05-17
双葉が出たあの頃→http://blog.so-net.ne.jp/hanahana-slow-life/2006-05-25
移植したあの頃→http://blog.so-net.ne.jp/hanahana-slow-life/2006-06-14
「朝顔くるくるカップ」で盛り上がったあの頃→
http://blog.so-net.ne.jp/hanahana-slow-life/2006-06-17
http://blog.so-net.ne.jp/hanahana-slow-life/2006-06-20
伸び過ぎて誘引を放棄したあの頃→
http://blog.so-net.ne.jp/hanahana-slow-life/2006-08-29
小言を言い続けたあの頃→http://blog.so-net.ne.jp/hanahana-slow-life/2006-09-25

アップで見つめると更に感動が高まります。

明日以降も楽しめそうです。ソフトクリームが次々と出てきます。

どうも季節はずれの画像におつきあい頂き有り難うございました。ついでに実をつけたワイルドストロベリーとやっぱりシャウシャウも載せておきましょう。

ようやくベランダもしばらく花が楽しめそうです。半日陰の上に、温度が下がって来た事もあって、この朝顔は夕方まで楽しめました。その後の種取りも楽しみです。うまく取れたら、一部皆様にもお分けしたいなと思ってます(確約できないのが、つらい)。次回はちゃんとした記事を書きましょう。これに懲りず今後ともよろしくお願いしますm(_ _)m

週末ガーデナーより

***西洋朝顔、ヘブンリーブルーの略歴***
ヘブンリー・ブルー Heavenly Blue「天上の青」の意。熱帯アフリカ原産。ヒルガオ科。
学名:Pharbitis hederacea cv. Heavenly Blue( Ipomoea tricolor )
日本朝顔と異なり、一茎に4〜5花をつけ、花梗は10cm。短日開花性で8月以降から霜が降りる頃まで咲き続ける。花径約10cm。葉は丸葉。


苗視察 [ガーデニング]

今週当地ではすっかり秋が勢力を伸ばしてきたようだ。そして気がつけば日も短くなってきている。台風13号の動きも気にはなるが、まずは週末の苗探しのお話におつきあい下さい。

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気温が下がってくると、ガーデナーは園芸店に行こうと色めきたつ。有望選手獲得に向けて早く行動を開始したい。だが気持ちははやるものの、ガーデナーの好みがどうも変わっているらしく、なかなか思っている苗が見つからない。気がつけば、買い時を逸していたりする。この秋その轍は踏むまいと、いち早くスカウト活動を始めた。

既存の園芸店だけでは、ガーデナーの求めている人材(?)は見つからない。いつもの園芸店は帰りに寄る事にして、「道の駅」にも視察の足を伸ばす事にした。前に吉野からの帰り道に「道の駅」で掘り出し物を見つけて以来、「道の駅」には何かと期待感を寄せているのだ。

今回視察場所に選んだのは滋賀県東近江市(旧愛東町)にある「愛東マーガレットステーション」だ。http://www.aito-ms.or.jp/昔仕事で立ち寄った事があり、棚田の広がる美しい里山の町と言う印象があった。この間の滋賀農業公園とほぼ同距離にあるが、道の駅は国道沿いにあるので迷いにくい。事前調査では、野菜の直売館や園芸工房があり、お花畑もある。視察が空振りに終わっても充分楽しめそうである。少しテンションの低い相棒maruを無理矢理引きずり出して、視察に出かける。

途中で大雨になったり、晴れたりと、夏と秋が拮抗した季節の変わり目らしい天気である。現地に着いて、まずは周りの施設の視察。規模の大きい道の駅だ。とりあえず苗のありそうな「いきいき元気館」に行く。横から畑沿いに行くと、ちょうど駐車場真正面にある「田園生活館」の裏側に出た。そこには芝生が広がり、可愛らしいガウラ(白蝶草)とミントが白い花々を風になびかせ、たくさんの蝶が戯れている。ガーデナーも仲間に入れてもらいたくなり、しばらく写真を撮りながら、一緒に戯れる。

すっかり上機嫌で、苗の視察に向かう。しかし中に入ってみると、期待はずれだった。普通の園芸店とあまり代り映えしなかったからである。苗の直売で安い訳でも、掘り出し物がある訳でもなかった。もしかしたら、何か強みがあったのかもしれないが、求めている苗はなかった。ミニ盆栽に取り憑かれ始めたmaruを引っぱりだし、視察を終える。

道なりに畑を行くと、咲き始めたコスモスにうなだれ気味の向日葵、今が盛りのキバナコスモスと言う、夏と秋が交錯する光景が広がっていた。蝶々も乱舞している。ガーデナーもmaruも有頂天である。

本来の目的を忘れ、浮かれているとお腹がすく。中の食堂で昼食を取り、ドライフラワーやハーブのお土産物がどっさり展示してある「田園生活館」を見学する。ここは撮影禁止区域なので、展示・販売してあった数々のドライフラワー・アレンジメントはご紹介できないが、最近さぼり気味だったアレンジメントのヒントになる物がたくさん見つかった。おまけにハーブの種を発掘。前から欲しかったバジル・ダークオパールを買う。普通のバジルと違い、濃い紫の葉を持っている品種だ。あとホーリーバジルと言う多年草のバジルも購入。花壇に植えると蚊やダニ、アブラムシ除けになるとある。蒔くのは来春の4月頃になるが、この収穫にガーデナーはすっかり気をよくする。

しかし表に出ると一転、夏空が消え、大雨が降っていた。残り物の野菜と無添加パンを急いで買って、一目散に車に戻る。帰る途中も、大雨が降った後晴れたり、小雨が降ったり、また晴れたりと天気は目まぐるしく変わった。しばらく洗車していなかった愛車maru号も、すっかりピカピカになっていた。

第二視察ポイントは近場の「京阪園芸」http://www.keihan-engei.com/。ここがシャウシャウ達オールドローズの出身地である。以前maruがカメラを持ち込んでいたら、注意されたので、ここも画像はない。モデルガーデンもあり、カフェもできたらしい。晴れていればゆっくりするのだが、とりあえず視察を優先させる。

まずは球根の視察。まだチューリップや水仙が一部入ってきたばかりだ。ユリも鉄砲百合ぐらいだった。ここでの収穫は原種水仙のカンタブリカス。純白の可愛いベル状の花を1月ぐらいから咲かせてくれる。そして欲しかった白のアネモネ・ブランダ。山野草のアズマイチゲの仲間である。早春に小菊の様な可憐な花が咲く。先に買った青花と桃花と合わせると、と想像するだけで、口元が自然にゆるんでくる。

その他セールになっていたテラコッタやもうなくなりそうな固形肥料、培養土に種まき用ピートモスなどなどを選んでいるとあっと言う間にカートが一杯だ。その上に苗を視察していると、突然バケツをひっくり返した様な大雨になってしまった。もう少し粘っていたかったが、ガーデナーの買いっぷりに呆れたmaruは帰りたそうである。後ろ髪を引かれつつ、園芸店を後にする。お買い上げ商品を車で持って帰るのはいいが、駐車場からマンションへ搬入するのが大変である。

2回往復して搬入した後、自宅でじっくりと視察リストを振り返る。事前に欲しい苗を書き出し、カタログで価格のわかるものは書き出していた。いつものクセで、あまりにもたくさんの苗を書き出していたので、冷静に「花園」の大きさを思い出し消して行く。草を抜いているとなんて広い花壇かと思うのに、何か植えようとするとあまりにも狭い。リストを見ると球根以外、目的の苗は何一つ視察できていない。次の週末はまた吉野の山にこもるので、そこでの収穫に期待しようか。ガーデナーの楽しい苗視察はまだまだ続きそうである。


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